今日もスウェッティとドクターがお話ししています。
今日は、「良い汗、悪い汗」についてのようです。聞いてみましょう。

スウェッティ
ドクター、こんにちは。
ドクター.エス
こんにちは。今日はどうしました?
スウェッティ
インターネットで見たんですけど、汗には「良い汗」と「悪い汗」があると聞いたんですが、違いを教えてください。
ドクター.エス
あぁ、あの言葉ですね。ちょっと誤解しがちな言葉なので、しっかり区別しておきましょうか。
スウェッティ
お願いします。
ドクター.エス
まず、今日はいきなりまとめから入りましょう。良い汗と悪い汗の特徴をまとめてみます。

今日のまとめ1

良い汗・悪い汗の特徴

 

良い汗

悪い汗

サラサラしている
ネバネバ・ベタベタしている
蒸発しやすい(乾きやすい)
蒸発しにくい(乾きにくい)
汗の粒が小さい
大粒の汗になる
なめてもそれほどショッパくない
なめるとショッパイ味がする
臭いが出にくい
臭いがでやすい

ドクター.エス
上のような特徴があります。
例えるなら、運動部で頑張っている中高生のきらめく汗と、何日も徹夜で仕事を頑張ったお父さんがかく疲れ切った汗というところでしょうか。
スウェッティ
なんでこんな違いがでるんですか?
ドクター.エス
簡単に言えば、「汗腺が正常に機能しているかどうか」で大きな違いが出ます。
スウェッティ
汗腺が機能?
ドクター.エス
汗を出す汗腺ですが、実はもう一つ重要な機能を持っています。
それは、ミネラル分の再吸収です。
スウェッティ
ミネラル分って、塩分(Nacl)とかですか?
ドクター.エス
そうですね。
ミネラル分が十分に吸収されないまま体外に汗としてでることで、ネバネバ・べたべたしたり、蒸発しにくくて気持ち悪い状態になります。
海に入ったあとはベタベタしてますよね?
もちろん、ショッパイですし、匂いの元となるバクテリアのエサとなる汗のミネラル分が十分にありますので、匂いが出やすくなるということですね。
汗っかき
スウェッティ
なるほど。どうしてそんなことになるんですか?
ドクター.エス
一言でいえば、健康的な生活を送れているかどうかです。改善ポイントをまとめてみますね。

今日のまとめ2

良い汗をかくために

項目

対策

運動
定期的に運動する
食事
規則正しく、バランスの良い食事を心がける
睡眠
質の良い睡眠を十分にとる
ストレス
ストレスをためすぎない
入浴
必ずバスタブに入るようにする。半身浴がおすすめ。
エアコン
常時エアコンのある環境を避ける。体を冷やしすぎない。
スウェッティ
よく聞くお話しですね。
ドクター.エス
その通り。健康的な生活が汗にとっても一番なんです。
また、汗腺は結構怠け者です。訓練していないとすぐにサボり始めます。
悪い汗が大粒なのは、働いている汗腺が少ないからとも言われていますよ。
今日はこのくらいにしておきましょうか。
スウェッティ
よくわかりました。ありがとうございました。
 参考文献:嵯峨賢治著(2007) 『エクリン汗腺の構造と分泌機能』 Monthly Book Derma. NO.124 全日本病院出版会 pp.1-6