医薬品・化粧品に関する知識

医薬品分類について(医薬品・医薬部外品・化粧品の区別)

スウェッティとドクター.エスがお話ししています。
今日はお薬と化粧品の区別についてのようですね。

ちょっと聞いてみましょう。

 

スウェッティ

ドクター、こんにちは。 

ドクター.エス

 やぁスウェッティ。こんにちは。今日はどうしたの?

スウェッティ

この間ドラッグストアに行ったんですけど、汗の薬っていろいろありますよね?
でも、薬で売ってたり、化粧品で売ってたり、何がいいのかよくわからなくて・・・

ドクター.エス

そうですね。じゃあ、今日は医薬分類についてお話ししましょうか。

スウェッティ

お願いします。

ドクター.エス

薬とか化粧品とか言われるものは、広い意味で「医薬品」に属します。

医薬品は大きく3つに分類されています。
「医薬品(狭義)」「医薬部外品」「化粧品」です。

スウェッティ

「医薬品」はお薬ですし、「化粧品」は綺麗になるためのものですよね?「医薬部外品」ってなんですか?

ドクター.エス

この3つの分類ですが、「効き目(効果・効能)」によって分けられています。

「医薬品(狭義)」は効き目が強く、治療に効果があると認められた物をさします。効果が強い分副作用の危険性もありますので、専門知識を持った人しか扱うことができません。

「医薬部外品」は治療に効果がある程ではないけれども、予防や衛生する程度に効果が認められた物です。

「化粧品」はさらに効果が薄くて、清潔にしたり、美化したりするために使うことができる物です。

スウェッティ

具体的にはどんなものがありますか?

ドクター.エス

「医薬品(狭義)」は、風邪薬、胃薬等いわゆるお薬です。薬剤師さんや店員さんに確認して購入しますよね。

「医薬部外品」は消毒液、うがい薬、薬用歯磨き剤、制汗スプレー、薬用クリーム、ベビーパウダー、育毛剤、染毛剤、入浴剤等があります。

「化粧品」は、シャンプー、リンス、石鹸、ファンデーション、化粧水等がありますよ。

ただし、効果の違いによって分類が分かれますので、同じ湿布薬でも医薬品の商品と医薬部外品の商品があったりします。

スウェッティ

なるほど。

ドクター.エス

自分がどんな「効果」が欲しいのかを考えて、ドラッグストアに行くのがいいですね。

スウェッティ

わかりました。もう一つ教えてください。ドラッグストアで買えるお薬と、お医者さんでもらうお薬って効果は同じなんですか?

ドクター.エス

ここも「効果」によって明確に区別されています。

「医薬品(狭義)」は、お医者さんの処方箋がないと出せない「医療用医薬品」と、薬局等で直接購入できる「一般用医薬品」に分けられます。

分かりやすいところでは、風邪を引いたときに飲む「抗生物質」はお医者さんの処方箋がないと出してくれないですよね。

スウェッティ

言われてみればそうですね。なるほど、良くわかりました。

ドクター.エス

もっと細かな分類はあるんですが、今日はこのくらいにしておきましょうか。

スウェッティ

今日は有難うございました。

今日のまとめ

 医薬品(広義)の分類

1.医薬品(狭義)
「治療」に効果があると認められるもの
医師の処方箋が必要な「医療用医薬品」と、薬局等で直接購入できる「一般用医薬品」に分けられる。

(風邪薬、胃薬、湿布、薬用育毛剤等)

2.医薬部外品
「予防」「衛生」する程度に効果があると認められるもの

(消毒液、うがい薬、薬用歯磨き剤、制汗スプレー、薬用クリーム、ベビーパウダー、育毛剤、染毛剤、入浴剤等)

3. 化粧品
清潔にしたり、美化したりするために使うことができるもの

(シャンプー、リンス、石鹸、ファンデーション、化粧水等)

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