「汗」そのものに関する知識

汗を止める方法

スウェッティとドクターがお話ししています。
今日は、「汗をとめる方法」についてのようです。聞いてみましょう。

スウェッティ

ドクター、こんにちは。

ドクター.エス

こんにちは。今日はどうしましたか?

スウェッティ

夏も近づいてきてどんどん暑くなってきましたけど、それと同時に汗の量も半端じゃなくなってきて。。。汗を止める方法を教えてください!

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ドクター.エス

そうですか。基本的に汗はかいた方がいいんですけどねぇ。

スウェッティ

でも、汗で服も回りのものもビショビショで困ってるんです。

ドクター.エス

それは困りましたね。わかりました。
それでは今日は汗の止め方をまとめてみましょう。
だだ、病気の場合を除き汗は出るのは当然であるということどうしても止めたいときだけ使う方法だということを忘れないでくださいね。。

スウェッティ

わかりました。お願いします。

ドクター.エス

それでは、汗の止め方を原因別ににわけてみたいと思います。下のまとめを覚えていますか?

《発汗分類》

1.温感性発汗
気温が高かったり、運動したりして、熱いときに出る汗。気化熱で体温を一定に保つために出る。
2.精神性発汗
緊張したときにでる汗。その場所から早く逃げたいという本能から出るといわれている。
3.味覚性発汗
辛い、酸っぱい等刺激的な物を食べたときにでる汗。正確な原因は解明されていない。人によっては甘い物でも出る場合がある。
4.病気による発汗
何かしらの病気によって発汗する場合がある。(更年期障害、甲状腺機能亢進症、糖尿病等)
5.末梢神経刺激による発汗
怪我や腫瘍によって、末梢神経が損傷した場合にかく汗。神経が支配している部位に汗をかく。
6.代償性発汗
体を圧迫したり神経節を切断することで、意図的に別の場所に汗をかかせる発汗。舞妓さんが帯で抑えることで汗をかきにくくしたり、これを用いた手術法もある。
スウェッティ

覚えています。人はどんな時に汗をかくのか(発汗分類)でやりました。

ドクター.エス

そうですね。今日のお話しの中では、1.温感性発汗と、2.精神性発汗、3.味覚性発刊に絞ってお話しします。
4~6については専門の病院にて診てもらう内容ですので。

スウェッティ

確かにそうですね。

ドクター.エス

じゃぁ、簡単なところからいきましょう。まず、味覚性発刊について。
汗をかきやすい食物はおそらく自覚があると思います。汗をかきたくない時には対象となる食物を避けてください。

スウェッティ

そりゃそうですよね。

今日のまとめ1

味覚性発汗の止め方 = 汗の出る食物を食べない

1.汗の出やすい食物を避ける
汗をかきたくないシチュエーションでは、汗がでる自覚がある食物を避ける。

(人によるが、熱いもの、辛味の強いもの、酸味の強いものである場合が多い)

ドクター.エス

次に、温感性発汗についてです。これは、体温を低下させることを目的としていますので、解決するためには「体を涼しくする」これに限ります。下にまとめますね。

今日のまとめ2

温感性発汗の止め方 =体を涼しくする

体温を下げる
1.気温を下げる
日陰に入ったり、エアコンを使って気温を下げることで体温を下げます。
2.湿度を下げる
エアコンの除湿機能を使って湿度を下げます。

(理由)
湿度を下げることで発汗機能が促されます。自然に汗をかくことができるようになり、結果汗が減少します。

3.風を利用して体を冷やす
風通りの良い場所に移動したり、扇風機を使ったりして体を冷やします。
4.体を濡らす
シャワーをしたり、濡れたタオルで体を拭くことで体温を下げます。
5.薄着になる
衣服内の風通りを良くすることで体温を下げます。

(ポイント)
風通りの良い、少しゆったり目の衣服を着用しますが、衣服には直射日光を避ける目的もあります。
日なたに出るときには薄くて通気性の良い長そでを羽織ることをお勧めします。

 6.直接体を冷やす
冷たいタオル、氷、冷却材などを使って体を冷やします。

(ポイント)
効率的に体を冷やすには、血管が体に近い場所を選んで冷やすと良いです。首、脇、内腿、肘の内側、手首などがおすすめです。

体感温度を下げる
1.薄荷(はっか)を使う
薄荷の主成分であるメントールには体が「涼しくなったかな?」と勘違いさせる機能があります。
2.身の回りに涼し気な物を置く
身の回りに青い色の物を置いたり、風鈴などを置くことで、涼しくなった気になります。
スウェッティ

かなり種類がありますね。

ドクター.エス

でも、普段やっていることや日本古来から使われている方法ばかりだと思いますので、とっつきやすいんじゃないでしょうか?

スウェッティ

確かにそうですね。

ドクター.エス

ちょっと今日のテーマとずれますが、ここで、汗が出にくくなる方法をご紹介しましょう。

スウェッティ

お願いします。

今日のまとめ3

汗が出にくくなる方法

1.制汗剤を使う
汗をかく前に、制汗剤を使用することで汗が出にくい状況を作ることができます

各種メーカーから、さまざまな種類の制汗剤が発売されています。有効に使うことである程度汗を抑えることができます。

2.代替性発汗を利用する
体の一部分を圧迫することで、体の一部から汗が出にくい状況をつくることができます

(例)舞妓さんが顔から汗をかかないのは、帯を強く締めることで顔から汗をかきにくくするテクニックがあります。
代替性発汗を利用することで、汗をかく場所を移動させることができます。

温感性発汗の止め方

スウェッティ

制汗剤は知ってましたけど、代替性発汗は知りませんでした。

ドクター.エス

最後に、精神性発汗についてです。これは原因が不明な場合が多くありますので、少し難しくなりますよ。

今日のまとめ4

精神性発汗の止め方 = 一番はリラックスすること

リラックスする
1.自分が好きなことをする
自分が一番好きなことをすることでリラックスすることが一番です。
2.環境を整える
音楽を流したりアロマを焚いたりすることで、リラックスできる環境を作る。
3.呼吸法
腹式呼吸でゆっくり呼吸することで、リラックスする。座禅、ヨガなどもおすすめ。
4.体を動かす
軽くストレッチしたり、歩いたりして筋肉をほぐすことでリラックスする。
5.何もしない
何もせず、何も考えず。寝てもOK。
発汗に備える
1.各種アイテムを用意する
発汗に備えて、リラックスアイテムやタオルなど各種アイテムを用意しておく。
いざとなってもこれがあれば大丈夫!という開き直りがあれば、精神的にゆったりすることができ、汗をかきにくくなるといわれています。

Sweat & Smile では、これらのアイテムを企画・製造・販売しております。

制汗剤を使う
1.少し強めの制汗剤を使う
塩化アルミニウムの配合された制汗剤を使う

塩化アルミニウムは他のものに比べ、皮膚の収れん作用(組織や血管を縮める作用)が強いといわれます。この塩化アルミニウムが多く含まれる制汗剤を使うことで汗を抑えることができると言われています。

治療
1.医療機関で治療・手術する
一番安心は、信頼のおける医療機関において診察してもらい、治療してもらうことです。

治療の一例としては、次のようなものがあります。
塩化アルミニウム外用・イオントフォレーシス・ボトックス注射・ETS(交感神経遮断手術)・神経ブロック・抗コリン薬内服・精神療法・心理療法・マイクロウェーブ療法・反転剪除法等

スウェッティ

精神性発汗の場合はお医者さんなんですね。

ドクター.エス

生活に困るレベルで汗をかいてしまう場合はやはりお医者さんが一番おすすめです。
かなり長くなってしまいました。詳細は後日にして、今日はこのくらいにしましょうか?

スウェッティ

どうもありがとうございました。

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